芸能人の自由恋愛AKBのアイドル岡田奈々さんに恋人いたことが発覚して、連日すごいニュースになり、炎上しているようです(笑)
炎上までなっている理由は、かつて岡田さんは、恋愛発覚したメンバーのことを批判していたこともあり、だから「嘘つきだ」と叩かれているようです。
このニュースに端を発し、ネットではアイドルの恋愛の是非の記事やコメントがあふれかえって大議論の様相を呈していますが、この問題って、そんな繊細な話なんでしょうかね?
よく、芸能人やアイドルに「恋愛禁止」のルールがあるとかないとか、そんなルール自体がおかしいとか、そういう話が出てきますが、個人的には恋愛なんて個人の自由だろって思います。
正しいも何も、独身者同士の恋愛は、不倫と違って法や道徳に抵触するわけではない。
アイドル活動はあくまでビジネスなんだから、結局は需要と供給です。
彼氏・彼女がいようがいまいが、歌なりダンスなり俳優業なり、当人のパフォーマンスにファンがついて商売になってれば問題ないだけの話。
以前、ハロプロのメンバーの彼氏発覚して卒業したことに対して、「何故パフォーマンスだけで評価してもらえないのか」というコメントをしているメンバーもいたようですが、「そんなの自分の実力次第で、疑問をぶつけることじゃないだろ」って思いましたね。
本当に価値のあるパフォーマンスできてたら、彼氏彼女いようが関係なく客はつくでしょう。しかしそもそも、「疑似恋愛を売りにする活動」ってのが、本来的にまともじゃなく、言ってしまえば「風俗業」なんですよ。
それを、普通のビジネス論で考えるからおかしくなってるんだと思います。喩えるなら、キャバクラやホストクラブと飲食店との違いです。
飲食店の店員は笑顔で接客しますが、それは疑似恋愛を狙ってやってるわけではない。
飲食店の店員に恋する客はいるかも知れないけど、それを利用して客にお金を貢がせているわけではない。
一方キャバクラやホストクラブは、お酒やつまみを楽しむ形態としては飲食店に似てますが、客の主目的はホステス・ホストとの疑似恋愛であり、従業員もそれを意図して接します。だから、グラス一杯のお酒に何千円、シャンパン1本に何十万という法外な金を取れるわけです。そのためキャバクラやホストクラブは、飲食業ではなく「風俗業」として、法的にも明確に分けられ、警察の取り締まり管轄も異なります。
「飲食」を売る商売と、「疑似恋愛」や「性」を売る商売とでは、常識・モラルの前提が根本的に異質だからです。それって、アイドルも同じではないでしょうか?
純粋な「歌手」だとしても、それに恋をしてしまうファンはいるでしょう。
ただそれは、スポーツ選手に恋してしまうファンや、飲食の店員に恋してしまう客と同じで、そうした現象自体は仕方のないこと。けれど、「アイドル」の場合、そのビジネスの本質が客に疑似恋愛を仕掛けることであるのなら、いくら体裁として歌や踊りをしていたとしても、それはもう風俗業として考えるべきだと思います。
「アイドル活動」という言葉の範囲が広すぎるだけで、やってること自体が風俗業なんだから、恋愛禁止令がどうとか、普通の会社や組織のモラルの議論が成り立たないのは当然でしょう。そう考えた場合、キャバクラやホストクラブ同様、疑似恋愛を商品にして活動するのなら、「恋人の存在を隠す」のは、所属する組織にルールがどうのというより、現実的に避けられない部分は多少あると思われる。
それは店のルールというより、それで客がつくかどうかの話です。
「プライベートが制限されるなんて人権侵害だ!」「彼氏・彼女がいたら指名が入らないのはおかしい!」と文句を言いたければ言ってもいいが、それは誰に対する文句になるのだろうか(笑)ただ、ここで重要なのは、キャバクラやホストクラブのホステス・ホストに彼氏・彼女がいないわけではない、ということです。
いてもいいけど、客を囲いたければ隠したほうが良い、そのほうが稼げるだろうという、それだけのことなのです。もっとも、ホストやキャバ嬢なら、あくまで店の中での振る舞いに気をつけていればいいところ、芸能人の場合はマスコミが私生活の素行まで狙ってくるので、そこは大変かも知れない。
ただ、それこそ常にスクープ狙われているような有名人なら、稼ぎも相当だろうから、その気になれば隠し方なんて工夫のしようがあると思う。
そんな生活を強いられるのがおかしい、という人もいるだろうが、そもそも疑似恋愛を商売にするという普通じゃないことをやっているんだから、仕方ないことだと思う。客を増やすには、自分に何ができるのか? どうしたいのか?
ただそれだけのことではないでしょうか。もし、「自分は疑似恋愛でビジネスしてるわけじゃない! 歌とダンスのパフォーマーなんだ!」というのなら、自由に恋愛すればいいと思う。
実際、パフォーマンスで勝負してるアーティストは基本自由恋愛しているし、バレても謝罪とか必要ありませんから。
パフォーマンスに価値があるならビジネスが成立し、ファンがつかないとしたら、それはパフォーマンスの価値がその程度だったということに過ぎません。人権の侵害だとか、大げさな話ではないと思います。